狭心症の種類について

狭心症の種類についてですが、冠攣縮狭心症とは心臓へ血液を送る動脈(冠動脈)が痙攣(攣縮)に陥ったために心臓の筋肉(心筋)が一過性に酸素不足になって発生する病気です。
中年以降の男子や閉経後の女性に出現しやすく、日本人に比較的多くみられますが、夜間から朝方にかけて出現しやすいという特徴があります。
発作はニトログリセリンや二硝酸イソソルビドの舌下または口内噴霧投与により数分(多くは1から2分)以内で消失するのが普通です。ただし、効果の持続時間は短くせいぜい30分から40分以内ですので、発作の予防にはアダラートやアムロジンなどのカルシウム拮抗薬の服用が中心となります。
注意しなければならないのは、発作は夜間から早朝にかけて出現しやすいので、就寝前の服用を原則とします。
ご主人の場合も「アムロジンを夜飲まれるとは発作は出ないのに、朝飲むとどうしても出勤中に発作がおきてしまう」のです。
朝の服用では発作が出やすいのは薬がまだ効いてこないためだと思います。「発作時にアダラートをなめるようにして、血圧が下がりすぎて、フラフラになり、脳貧血になる」とのことですが、もともと血圧が低い上に、朝アムロジンを服用した上でさらにアダラートを服用すると血圧の降下作用が強く出ます。
まず、発作時にはニトログリセリンの舌下投与に変えてみます。ニトログリセリンでも血圧はある程度下がりますので、発作時は何かにもたれて服用するなどの用心が必要です。
冠攣縮の治療は、現在のところ、あくまでも薬物療法が中心となります。冠動脈に動脈硬化による高度の狭窄部があり、動脈が全体として縮んでくると狭窄部が狭くなったり閉塞したりするために狭心症の発作が生ずることがありますが、このような場合は狭窄部をバルーンで拡張したり、さらにステントを入れたりする方法もあります。